はじめに
行政書士試験は法律初学者でも挑戦できる国家資格ですが、「何から勉強すればいいの?」と迷う人がとても多い試験です。
▶行政書士試験がどんな資格か全体像を知りたい方はこちらの記事もご覧ください。 →【行政書士試験とは?仕事内容と試験内容】
この記事では、「初心者が挫折しにくい勉強順番」、「なぜその順番がいいのか」、「最初の1ヶ月の進め方」をやさしく独学でも再現できる順番を解説します。
結論:初心者のおすすめ勉強順番
▶ 憲法
▶ 行政法
▶ 民法
▶ 商法・会社法
▶ 基礎法学
▶ 一般知識
行政法と民法の出来が、合否に大きく影響します。
なぜこの順番がいいの?
行政書士試験は、普段聞きなれない専門用語が多く使われます。 判例の判旨や、条文は一度読むだけでは、理解が難しいです。
行政書士試験の最初の課題は法律に慣れることがポイントです。 初学者の人はまず、法律の基礎となる憲法の学習から始めましょう。
① 憲法(法律の考え方に慣れる)
●理由
- 条文が比較的短い
- ストーリーで理解しやすい
- 人権分野はイメージしやすい
法律の基礎を学び、法律アレルギーを防ぐ役割があります。
② 行政法(最重要科目)
●理由
- 配点が最も大きい
- 判例中心で対策しやすい
- 行政書士試験の核
ここを落とすと合格はかなり厳しいです。行政書士試験の配点は300点中112点と1/3以上の配点があります。
③ 民法(ボリューム最大)
●理由
- 最初にやると挫折しやすい
- 憲法→行政法で法律思考に慣れてからが◎
ここで得点安定すると合格が近くなります。民法は行政法の次に配点が高く、76点の配点があります。 行政法と民法だけで、行政書士試験全体の6割以上を占めています。
④ 商法・会社法
●理由
- 範囲が狭い
- 暗記寄り
直前期でも伸ばしやすく、配点も20点と低めです。
⑤ 基礎法学
●理由
- 出題数が少ない
- コスパはやや低め
直前詰め込みOKです。配点も8点と低いです。
⑥ 一般知識
●理由
- 足切り科目
- 早くやりすぎると忘れる
日頃からニュースなどを意識して観る習慣を持てば試験3ヶ月前からで十分です。

初心者の最初の1ヶ月プラン
1~2週目
憲法:テキスト読み+問題
まずは法律の考え方に慣れることが重要です。 始めは理解できなくても、徐々に慣れましょう。
3~4週目
行政法:総論スタート
行政法は行政書士試験の中で一番重要な科目です。 まずは、基礎となる総論から始めましょう。
学習が続かないよくある失敗
●いきなり民法から始めてしまうことです。
→ 法律用語が難しく、ボリュームが多い → 挫折率高い
●一般知識を最初からやる。
→ 効率が悪い → 出題は年度によって異なり、範囲が広すぎる。
行政書士試験合格に向けて
行政書士合格に向けて意識すること。
行政法:超重要
民法:重要
その他:落とさない
行政書士試験の合格基準は下記の通りです。
- 法令科目が満点の50%以上
- 基礎知識が満点の40%以上
- 試験全体の得点が満点の60%以上
基礎知識の足切りがありますが、全体の6割以上の正答率があれば、合格できます。 100点を目指す必要はありません。 気負いせずに、続けることを意識しましょう。
▶行政法は判例理解が非常に重要です。
判例の読み方に慣れたい人は →【記帳所事件の判例解説】 →【最判平10.12.18】 も読んでみてください。
まとめ
初学者は次の順番でOK。
憲法 → 行政法 → 民法 → 商法会社法 → 基礎法学 → 一般知識
完璧を目指さず、合格点を取りに行く意識が大切です。


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